山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

ボイス、試食会に来る・2

続き↓

料理は半分以上がもう終わっていて、慌ててエプロンつけながら料理に参戦。
35人分の冷たいウドン4種類とデザート(タピオカ入りココナッツミルク)を作り倒す。
料理を作りながら駐車場を見ると、調理しているワシを全開にしたクルマの窓から「じぃ?」と見ているボイスの姿があった。
「ほらほら、犬が見ている」と一緒に調理していた委員さんに教えると、
「駐車場は暑いからココに連れてきたら?」と言われる。
お言葉に甘えて調理室の裏口のドアの外、ガスボンベ置き場にボイスを繋ぐ。
ボイス、ご機嫌でニコニコしながらワシの姿を目で追う。

無事に料理も終わり、全メニューをお客様にお出しし、後かたづけも終わって試食会は成功のウチに終わった。
「まあナントカ美味しくできてヨカッタヨカッタ」と言いつつ委員全員でお疲れさまのお茶を飲んでいると、
「わ!ボイスがこんなトコロにいる!!」と友人の委員さんが素っ頓狂な声を上げる。
「ワシが来たときからココにいるよ」と言うと、
「全然気が付かなかった!」とのコト。
ずーっと裏口からワシらを覗いていたんですけれど(^^;

ボイスに初めて会う委員さんは、「大人しいのね」「お利口ねえ」とボイスを誉める(恐縮です)
「コレだけ長い時間居たのに、吠える声を一回も聞かなかった!」と言われた。
飼い主だってボイスが吠える声は滅多に聞かない。

丁度全てが終わって時計を見ると、子鬼を迎えに行く時間である。
「ボイスもお疲れさま」とクルマで再び幼稚園へ。
家に戻るとさすがにボイスはグッタリしていた。