山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

ってなワケで、話し合い

夕方、夫婦で小学校へ担任を訪ねる。
一時間ほど膝詰めで話し合う。

結果としては、色々誤解が解けて(お互い)ヨカッタ。
担任はせちたろーのキャラクターを2年間も誤解していた。
ソレを訂正することが出来たのが最大の収穫。

せちたろーはホントはとてもシャイな部分がある。
普段、元気者で言いたいことを言い放題に言って、イザ、人前に出ても、自分の意見をハッキリと、弁舌爽やかに説得力を持って語ることが出来るので、「おぉ!この人は人前に出てみんなを引っ張る事が出来る、リーダーの素質がある!?」と思われがちだが、実は「目立つこと」「人前に出ること」がナニヨリ苦手で、「他人の世話をするよりも、自分の世話をしていたい」「出来れば静かに暮らしていたい」タイプの人間である。

実は、信じて貰えないかも知れないが、コレはワシのキャラクターでもある。

ホントは「目立たないで静かにしていたい」タイプ。
目立つと反感も持たれるし、ねたみ、そねみを大した理由もなく浴びることも多くなるので、「目立つことが嫌い」なのだ。
ヒトの視線が自分に集まることが「単純にイヤ」。

でも、一旦、事が起きればナントカ仲裁に入りたくなり、自分がナンかしら言うことでコトが丸く収まってくれるのならば、「言うべきコトは言うのはヤブサカではない」という理由から、自分の意見を述べることもする。
でも、ソレは全然「好きでやっていること」ではないのだ。

ハッキリ言ってしまえば、「こんなナンデ、みんなこんなつまらないことで右往左往しているのだ?言葉にして言わないと判って貰えないのだ」と怒りながら発言しているわけで。
それを「リーダーの資質がある」と見られるのは心外なのだ。

だから、せちたろーがクラスの中で推薦されて役員に擁立させられたときも、本人は「イヤだ。役員になりたくない」と、トテモ強く拒否したらしい。
担任は「また、自分がやりたくないことはヤラナイ主義?」と宿題のこともあってカチンと来たらしい。
せちたろーにしてみれば「人前に出て喋るのが嫌い」という単純な理由なのだが、宿題のコトもあって「単なるワガママ」と片付けられてしまった。
多分、コレも一連の騒動のひきがねの1つ。

せちたろーは年の割に、大人びた考えや理解力を持っているので、思春期がヒトより早く来ていることもひきがねの1つだろう。
話し合いが終わって廊下で震えていたせちたろーを抱きしめた。