山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

春を思わせる一日

天気が良くなると、野鳥と年寄りがワラワラ(ドッカラともナク)出てくる。
明け方は寒いが、陽が昇ると春を思わせる暖かさ。
ボイスと漁港まで散歩。
行く道すがら、近所中の年寄りが畑に出てきて日向ぼっこしながら農作業中。
みんな、楽しそうだ。

温室犬に手を振って、海岸に到着。
砂浜は引き潮で美しい。

海はコバルトブルーに輝いて、ユリカモメ、カモメ、トンビ、ハシボソガラスのそれぞれの群れが餌を巡って小競り合いチュウ。
砂浜には、ハリセンボン(体長16cmくらい)、カワハギ(体長40cmくらい巨大!)、フグ(体長30cm)の死骸がそれぞれ一体ずつ打ち上げられていた。
カモメの見事なホバリング、トンビのさえずり、カラスのパワー(フグを持ち上げて飛ぼうとしていた←デカ過ぎて無理)見所色々、春先の海岸。
ボイちゃん、思わずフグの匂いを嗅ぎに行って、「食べたらダメ!」とワシに怒られる。
(もう、20kg強の犬を抱えて家まで歩いて帰るのはイヤだ←マムシ事件の時に懲りた)

畑の中の道を抜けて帰路に就くと、頭の上で「ガギャッ!ガギャッ!」とカチガラス(カササギ)の鳴き声が聞こえる。
見上げると、電柱の上で長い尻尾を振り振り、カチガラスが鳴いていた。
雌を呼んでいるのか?
バレンタイン・デーはそもそも「鳥が交尾を始める日」という言い伝えだし。

冬の間にスッカリ枯れ果てた藪の中からも、沢山のスズメが一斉に飛び出してきて、ワシを驚かせる。
みんなコロコロと丸くふくれていて可愛い。

帰宅後、ようやくビデオに撮って置いた「trick2」を観る。
前のシリーズでは「一話完結」だったのに、今回は話がマダ続く。
しかも、今シリーズではいつのまにか、「貧乳!」「巨根!!」という主人公二人(安部寛&仲間由紀恵)のお互いを罵り合うシーンが無くなっているし。ん?
ついでに昨日、前半を見損なった「木更津キャッツアイ」もビデオで観る。
「ちょっとビターな唇ドロボウ、木更津キャッツアイ!ゴロニャ??ゴ!!」という決め台詞が気に入って夫婦で真似してみる。

「は」と気が付くと、映画をこの一週間、全然観てない>ワシ。
反省。
出来れば、「卍」と「刺青」が観たいんですけど??(まだ、増村ワールドに未練があるらしい)
「しとやかな獣」も観たい(文子ちゃんきゅ???)
田舎のビデオ屋には古い日本映画のビデオがほとんど置いてないので、わざわざ探しに出かけねばならないのよ。