山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

生協会議・2


地区担当者が帰ると、リーダーさんがワシに言った、
「三日前にあった南ブロックの委員会でも、あの地区担当者、同じ事(電話勧誘)を言ったの。そしたらその場にいた委員全員からモノスゴイ抗議を受けて、集中攻撃されてたらしいわよ」
「ソレでどうなったんですか?」とワシ。
「南ブロックのリーダーさんも止められなかったって。みんなの怒りが凄すぎて」と、ウチのリーダーさん。

「でもさ、こうやって3日後再びマッタク同じ事を言うってのはどーゆー神経なんでしょう?怒られるかも?とか思わないのかな」とワシ。
「学ばないタイプの人なのかしら?そんなに自分で頭下げて自分が動くのがイヤって事?」とリーダーさん。
「多分、自分が悪いって意識がないんでしょう。またオバサン連中がワケのワカラン事で怒っているーくらいにしか考えてないんでしょう。バカだから」とワシ。
「でもさ、あんな風に言われて名簿渡されても、私死んでも勧誘の電話なんか掛けないわ。そこまでの義理はないわよ、あの地区担当者には」とリーダーさん。

結局この地区担当者はアチコチのエリアで問題を起こしては揉め事を増やし、せっせとエリア委員の中に敵を作り続けているのだ。筋金入りのバカらしい。
委員に敵を増やしてドーするつもりなんだ?世界征服か??(バカ)

で、ワシらの問題は「この今のメンバー中、何人が来年の委員に残るか?」である。
ワシはもうイヤだー。
でもワシよりお気の毒なのはリーダーさんで、彼女はもう4年もこの役職を続けている。
その彼女曰く、
「最初に委員になって下さいって頼みに着た当時の地区担当者は、私に、『苦労はさせません。辛い思いも絶対にさせません』って約束してくれてちゃんとソレを守ってくれたのよ」と言った。
「うーん、そんなコト言われたら、その人に惚れてしまいそうだ」思わずそう言うワシ。
「あの時の地区担当者さんは結婚してもイイカモ?と思えるくらいいい人だったわー」と彼女。

すると友人Yが「このメンバーで来年も楽しく委員をやろうよ!」と言い出す。
「今の地区担当者の転勤を生協側に交換条件として出せばいいのよ。そして全員で残って委員続けるのよ!」と友人Y。
そ、ソレはナイスなアイデァ。
「出来れば都市部の厳しい組合員が揃った地域に転勤させて」と友人Y。
「色々とお勉強をしていただこうと・・・」とワシ。
友人Y、深窓の奥様のクセに、実は結構腹黒い。