山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

映画「オーロラの下で」

下の日記の口直しに、日記を追記。

映画「オーロラの下で」を観る。
パッケージに写っていたオオカミ犬がボイちゃんに激似だったので¥100レンタルの日に借りてきたモノ。

おぉ!!観て、驚いた。ビックリした。
ナンテ、アンバランスな映画なのだ??・・・・(^^;
幼稚なカメラワーク、意味不明の脚本。
「ナニ?一体、今、ナニがドーなってこーなったの?」というツッコミどころ満載の物語の展開・・・・(遠い目)
戸川幸夫原作らしいけど、原作もこーなのか?

でもこの映画、素晴らしい部分も見受けられ、ロシア人俳優(ロン・バールマンに似ている)の演技と役所広司の体当たり熱演(生肉かぶりつき&オオカミ犬に口移し餌やり)は素晴らしい。
あと、オオカミの生態記録部分とかオオカミ犬の演技とか。
雪に埋まって凍って死んでいるソリ犬とか(多分、撮影のためにホントに殺している←スタッフは鬼畜か!?)
オーロラの空の下、シベリアの大雪原を犬ぞりが横切っていくシーンとか。
シベリアの四季の移り変わりのシーンとか。
日本での小松方正のいやらし??演技とか。
「さすが撮影に3年掛けた作品!!」なのだが、なんかどこからともなく「名作になり損ねた底抜け日ソ合作大作映画」の匂いがプンプンしているのだ。

でも、オオカミ犬「ブラン」が素晴らしいのだ。
ドコが素晴らしいって、「ボイちゃんに激似」なトコロ。
声、仕草、ブリンドルが脚にまで入っているところ(コレがオオカミと犬の混血であることの証拠・「ホワイト・ファング」の犬も同じだった)
ブランが出てくるダケでウチの家族は大騒ぎ。

「ボイちゃーん!!」「ぼいっちー!!」「ボイスー!!」
ビデオ観ている間中、四人が四人とも画面に向かって叫ぶのでウルサイウルサイ(--;
桜田淳子も筋金入りのおぼこいトーホグ弁で熱演。コケの演技もしているよ♪(←?)

ストーリィは☆=2、脚本は☆=1、演出は☆=1、ロケ地は☆=5、俳優は☆=4、主演犬は☆=5