山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

夜明けの大騒ぎ

朝の四時過ぎ。
クルちゃんが「おらおら?朝の見回りに行くだぁよぉ、このサッシを開けんかい、おにゃらぁ?!」と泣き叫びながら、先週ワシが貼り替えたバカリの障子を牙で引き裂いている。
「わぁったカラ、破らないデっ!!」と寝ぼけマナコで起きあがって、クルを外に出してやる。
すると、この騒ぎで甚五郎が起きる。
「うわぁ?い!!朝だーっ!おはよーおはよー!!」と走り回り始める。
ワシが寝ているベッドに飛び乗り、ワシの髪の毛の中にダイブして、ワシの頭皮に爪と牙を立てる。
もう、寝てランナイじゃんかよぉおっ!!
一時間ほどこの騒動で眠れず。

さぁ?月末だ。銀行巡り。
朝から気合いを入れて振り込みに出発。
我が社は今月も倒産しない、助かる(←毎月コレを書いている気がする)

タマ(現金)が手に入ったので、自分の長袖シャツでも買おうかと某「中堅どころ量販店」(つまり、「小粒なダイエー」みたいな店)に入る・・・と!
売り場がナンと、「客より店員さんの方が圧倒的に人数が多い状態」だった。
昔はこの店、衣料品の品揃えが充実していて、普段着を買うにはなかなかヨカッタのに、店頭在庫をギリギリまで削っているせいか品揃えがウスウス。
「せちたろーのシャツでも見るか?」と子供服売り場に行ったら、商品スカスカ。
去年の冬の商品が並んでいるだけであった(しかもプロパーの価格で!)
思わず、我が目を疑う。
この店、一時期はバブルの波に乗って(西日本各地に)郊外型大規模店舗を多数進出させていた。
その過剰投資のツケが回ってきたという事か?
久しぶりに出かけたら店が大いに落ちぶれていたので驚く。
もと、流通業界(の末席)にいた身としては、いささか複雑な思い。
この店、一時期は流通業界に風雲を起こしたのになあ・・・

帰宅後、アンドレイ・タルコフスキー監督の初長編劇場映画「僕の村は戦場だった」(1962年作)を観る。
美しい自然、達者な俳優さんたち。抑制された演出。
美しく、残酷な映画。
後半の「死体」(多分本物の)を見せるのはスゴスギると思う。
アフガンでアフリカで、少年兵はいまだに世界中で兵力として実用されている。
この映画を観ると、「今、正に起きていること」として改めて胸に迫る物がある。

送って戴いたMIDIに合わせて唄ったりする。
その後試しにmagazine(ワシのbest favorite band)のMIDIを探したら、mp3で発見。
ダウンロードして唄う。