山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

ハスキーの性格・テロ

東京は台風上陸らしいが福岡は曇り空。
涼しい風が吹き抜ける。
ボイスと散歩。

ふと、ボイスの性格について考える。
ボイスは「おおむねキャラクターはハスキー」である。
陽気で楽天的。社交家でお調子者な部分が濃い。
ソレを四国の「一見クールな表皮でくるんでいる」ので見た目は怖そうだが、その実は全然違う。
「明るくお茶目で甘えん坊のボイスちゃん、中身は幼犬」がその正体。
何故、ハスキーはこんなにも初対面のヒトにも動物にも愛想が良いのか?その理由を自分なりに考えてみた。

もしかしたら、昔からハスキー犬は「村の共有財産」的な性格があったのではないか?と考える。
その理由は、「一家で飼うことが出来る犬の数はどうしても限られる」と、思うから。
よしんば、5?6頭だての犬ぞりを「自家用で持っていた」として、それの利用頻度はシーズン中に何回であろうか?
よほど手広く商売をして、冬の間中集落から集落へと移動し続ける人物ででもなければ、犬を養うことすら困難なのではないか?

それに、そもそも犬は「ソリ専用」ではナカッタのでは?とも思える。
ある時は猟に連れて行き、ある時は子供のお守りにと色んな使い方をされていたのではないか?
そして、村で犬ぞりを仕立てるような用事が出来れば、魚の干物何枚かと交換で各家庭から犬を借りだしていたのではないか?

その証拠が、今の「よそ者にもフレンドリー」「深く考えない陽気な性格」「帰巣本能が薄い」という性格を形作ったものになったのでは?と考える。
世間では「バカ」だの「ドブに落ちる犬種」だのと言われ、一過性のブームのソノあとは悲惨な末路をたどったハスキー犬であるが、この寛容で優しく愛情深く、陽気な性格というのはやはり、家庭犬向きである。

深夜、ダンナが打ち合わせから帰ってきて、
「ニューヨークがエライ事になっている!」とワシに言う。
慌ててテレビをつける。
ハリウッドだってこんな脚本書いてない。
自国機で懐に飛び込んでこられたら、ミサイル防衛どころではナイ。

一体どれくらいの人命が奪われたのか?
アメリカは戦争中だって本土攻撃を受けたことのない国(除く=第二次世界大戦風船爆弾事件)だから、ショックは大きいだろう。
いや、そもそも21世紀にこんな世界史を塗り替えるような事件が起きて良いのか?
21世紀は民族対立とテロの世紀になるのか?
倒壊する貿易センタービルの眺めは世界の終焉に見える。