山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

コニャンコが来た・1

朝、掃除機(愛機エレクト●ラクス社製)をかけながら、思う。

「今年は年末までにケ●ヒャー社製スチームクリーナー(\29800=costc●価格)を絶対買うわ!そして、北側の外壁のミドリゴケやガス周りの油汚れやトイレの黄ばみや床のシミなんかを殲滅(せんめつ)させるのだわ、わははははは!」
そんな家のメンテナンス対策に想像を巡らせながら一人爆笑(綺麗になった様子を想像して一人で大喜び)していたら、ボイスと散歩に行っていたダンナが帰ってきた。

「おかえりー」と掃除機をかけながら言うと、
「×××を●●って来ちゃった」とダンナが玄関先で言っている。
「ナンだって?」と聞き直すと、
「子猫拾って来ちゃったよ」ですと。
「はぁ?子猫は何処よ?」と聞くと
「ココよ」とボイスのウン袋(本屋のビニールバッグ)を掲げて見せる。
「え?その中なの??」と、覗いてみると小さな黒猫が「キッシャー!!」とワシを威嚇する。

「ボイスが農道で見つけて、近づいたら子猫がビックリしてウンチ漏らしちゃって、ウンだらけなんよ」だそうで。
「幸い、ボイスはウンをしなかったので、バッグに入れてウンだらけの子猫を持って帰って来た」との事。

ダンナ、外の水道で子猫のウンを洗い流している。
ワシ、慌ててケージを出してスノコを洗い、闘病中のブリが使っていたトイレシートの残りを出す(まるまる一パック封も切らずに残してた)

洗い終わったので、雑巾用におろそうと思って取って置いた古タオルで全身を拭ってやる。
小さい。背骨がゴツゴツしている。
ブルブル恐怖と寒さのために震えている。

「コレは暖めて乾かした方がいいわよ」
と、買ったばかりのイオンドライヤーでドライする。
子猫は始めは全身をこわばらせていたが、その内広げたタオルの上でゴロンと横になり、ゴロゴロ喉を鳴らしながら、毛繕いを始めた。
アケビの小カゴを持ってきて、古いバスマットやタオルを敷いて、猫缶を開け、ケージに一緒に入れてやると子猫はガツガツとむさぼり食べた。

獣医さんに電話。
「カクカクシカジカで子猫を保護したので健康診断願います」
「すぐ来てください」と言われる。

↓続く