山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

スーツの下見

朝、ボイスの足下に転がるモグラ発見。
死後硬直が始まっていた。
夜中に捕まえて遊んだらしい。
死体はコワイが、モグラの柔らかそうな毛並みが綺麗。

村上龍イン・ザ・ミソスープ」読了。
この「時代の先っちょのワサワサした言葉にならない気分のカンジ」を切り取るのが相変わらず、巧い。
みんな心寂しく、何か物語を紡ぎながら自分を支えて生きている。
そんな人の背中にアイスキューブを流し込む物語。
きっと、連続快楽殺人犯に面と向かったらこんなカンジ。

ダンナのスーツモンダイが未解決。
クローゼットから、イッセイのスーツを引っ張り出して着せてみる。
あぁ、ナンとしたことか。ズボンが全然アカンよーになっておる(アレだけ腹が出てりゃあ、当然)
ギャルソンのスーツに至っては論外。上着もキツキツ。
「コレ以上太ること厳禁!」と言ってみるが、やはり、買うしかないか?

ダンナは「コレから毎日百回腹筋してお腹を引っ込めるから許して」とワシに言う。
「そんなアテのない話をワシにすることはまかりならん!却下!!」鬼嫁ワシ、宣言する。

で、フタ●(安売りスーツ郊外チェーン店)に行ってみる。
「ウエスト・アジャスター付き」「上着一枚にズボン2本付き」
おぉナルホド、世間のサラリーマン氏はこーいうものを買っているのだね。
勉強勉強。
なんせダンナ、サラリーマン生活の経験がないので、ぽっかり「スーツ」という大穴が空いているのだ。
合わせ方もワカラナイし。
シャツとネクタイのコーディネイト、スーツのシルエットや生地の合わせ方なんかが全然ワカラナイ。
取りあえず、店内をぶら??っと見て回って、「値段とデザインの折り合える地点」を探る。
サイズ的には紳士スーツは女性用より遙かにサイズのバリエーションも多く、ダンナの身体に合いそうなモノもちゃんとある。
サイズ的にはAB体7号というトコロか?
次はダンナを強引に連れてきて、試着させようと心に誓う。

そもそもダンナは「服を買うことが苦手」
だから、ワシが買って来たモノを黙って着るだけの人である。
服は全部ワシが決める。
ワシは母親じゃナイのだから、自分で決めて買って欲しいのだが。
(でも、ダンナはこと自分の服になると死ぬほどセンスが悪い。「俺に任せたら、一体、何を買ってくるのか責任は持てないぞ!」とワシを脅す)
ワシ的にはポール・スミスのスーツが似合うと嬉しいのだが。アノ体型では無理無理(泣)