山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

野犬女、本日はテレビに噛みついてます

テレビに、ある女性ライターが出ていた。
「くたばれ専業主○」という本を書いた人(←ニフテ○あたりの談話室では「メチャクチャ評判悪し」な人物・自分の都合が悪くなると、とっとと自分で作った談話室を閉鎖したり、反論する人物に嫌がらせをしたりするので有名らしい)

「久しぶりにテレビで観るわ」と思いつつ、ボンヤリ画面を見ていたら・・・・コイツ、整形してんじゃんかよっ!
前と顔が別人だもん。
「まるで別人のように感じがいい顔立ち」に変わっているし。

「売れる」とはこーいう事なのか!と改めて感心。

永年に渡って自分自身で鍛え上げて、左右のバランスを崩していった、「イカニモ狭量そうな、ズル賢こそうな、小心者そうな、頭悪そうな顔」をアッサリ脱ぎ捨てて、彼女は「別人」に変身中だった。

「なるほど!」一人で膝を「ハタ」と叩くワシ。
「コレが『自立した女性』の理想像ってワケね!彼女にとって!!」

昨日のエステ体験旅行記事と同質の臭いを感じる。
自分が重ねてきた経験も知識も教養も、全て脱ぎ捨てて「ニュートラルな、いつも新しく若々しい、人に好かれるワタシになりたい」って事か?究極の夢は?
その夢のために「自分で稼いだ金」で、整形でも脂肪吸引でもヤレばヨカロウ。
ソレがキミのシアワセならば。

「ワタシのこのシワには重ねてきた恋の思い出がある」とか言うことの価値を、一切、絶対に認めないんだろうね、こーゆー人って。
自分で永年掛けて作り込んできた「自分の顔」に一切の責任を持たないヒト。
自分の考えや経験、人に対する態度なんかが全て表出してしまっている、「自分自身の顔」を「捨てる」というのは、そういう事なのではないか?

ワシはどっちかってーと「具体的な顔」よりも「立ち振る舞い」や「物腰」「喋る会話の内容」に惹かれるタイプのニンゲンなので、「顔だけお直しした人」ってキョーミないのよ。
(フリークスを見るような興味ならアルかも)

「整形する前にもっとお勉強なさい」
オバサン(ワシ)はテレビに向かって、一応ツッコンデおく。
その自分自身の「見た目にむけるエネルギー」の1/10でも「中身」に向けた方が「ニンゲンとして魅力的」と思うけど。

彼女の幼稚でバカ丸出しのコメントの数々は、「女性全体の地位を貶めるモノ」に他ならなかった。
こんな人でも子供がいる。
しかも「働く女性のリーダー」みたいに扱うテレビの無神経さ。
目眩がした。