山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

毛刈り・その1

バリカンの充電も完了。
さあ、いよいよ「運命の時」は来た!
バブル崩壊から十数年、未だ光明の見えざる日本経済の救世主となるか?
21世紀の幕開けにふさわしいイベントをこれから執り行う・・・

そう、ソレは「ハスキーの毛刈り(サマーカット)」

ご存じのようにハスキーという犬種は、「悪しきバブル期の負の遺産」として投機の対象となり、乱繁殖や乱交配後、沢山の犬が廃棄処分され、世界中の愛犬家の胸を痛めた悲しい歴史を持つ犬である。
そのハスキーを救うべく、網友某T2様に続いてワシも立ち上がる!<バリカン片手に。
バリカンはM下電器社製品「スキカル・新生児ヘアカット用」である。
充電はフル。せちたろーが赤子の時に使っていた年代物であるが、多分動くはずである。

我、愛犬・暴威凄(ぼいす)号の前に立ちはだかりけり。
日輪は正に、南中にさしかかりソレを背後に背負いて、我、不動明王と化す(←バカ)
バリカンをボイスの身体に当てる。
ボイス、聞き慣れぬモーター音に警戒。
「失敗したらマズイ」ので、取りあえず、ケツのあたりなんかに「そっ」と、バリカンの歯を当てるワシ。
「ぐごごごご・・・・」ん??なんか、様子がヘンだ。
見ると、「あまりの毛の分厚さにバリカンがかなわない」でいるらしい。
「ちっ!」舌打ちしながら、今度は首の辺りに「思いっきり」バリカンの歯を当てる。
「ずごずごずごっごっごっご・・・」おお、ナントカ行けそうだ。ガンバレ十年モノのバリカン君。

ところが、ソウ思ったのもつかの間、結局バリカンは大して役には立たなくて(毛のあまりの密生具合+アンダーコートのウエィブ加減)、仕方なく「人間用カットばさみ」でカットしまくる。
そして、悪戦苦闘すること1時間半。
・・・・ナンで、ウチの玄関前に「ファーファ」(柔軟剤キャラクター=クマのヌイグルミ)がいるのだ?

↓下に続く