山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

ブルーのバケツにピンクの桜貝

イイ天気。
こんな初夏めいた日には、子供達とボイスを車に乗せて、海へ出かけるのが正解。

いつもの中学校裏にクルマを停めて(家から5分・歩けば30分くらい)、松原の中を歩いて行く。
一本だけ桜の木が生えていて、ちょうど満開。
ハラハラと白い花びらを、砂の地面の上に散らしていた。
松原を抜けて砂丘に出ると、天気が良いせいか、海がエメラルド・グリーンに輝いている。
すっかり、夏の色。
左右1キロに渡って人影はナシ。
早速、ボイスをノーリードにしてやる。
ボイス、砂浜を爆走。海にも入って行く。
子供達は持ってきたお道具バッグの中身を広げて、砂遊びを開始。

ボイス、久々の海なので大はしゃぎ。
せっせと砂浜に穴を掘ってはハリセンボンをくわえて、「口から出しなさい。拾い食いしない!」とワシに怒られては、素直に渡す。
ソレを何度も繰り返す。

風もなく、ひたすら美しいイイ天気。
沖合を漁船が横切っていく。
子供達やボイスの写真を撮ったりして過ごす。
漂流物も、また沢山漂着(ハングル系多し)していたので、デジカメで撮影。
すると、桜貝の欠片も沢山打ち上げられているのに気が付く。

せちたろーに教えるとバケツに拾い始める。
親子で砂浜にはいつくばって、桜貝を血まなこで探す。
この海は波が荒いせいか、完全な形のモノは一つもナカッタが、集めると半透明でとても美しい。
半透明の薄いブルーのバケツに、半透明の桜貝の薄いピンクの欠片が溜まっていく。

そのうち、オフロードのモトクロス乗り(ライダー)や、サーファーがゾロゾロ集まってきたので切り上げる。
子鬼を背負ってボイスのリードを持ち、ボイスに引っぱらせて砂丘を登坂。
一汗かいて、はあはあ言いながらクルマに帰る。
せちたろーもさすがに暑かったらしく、「水着で来ればヨカッタ」と言う。

家に帰って仕事中のダンナのリクエストで焼きそばの昼食。
子鬼をせちたろーに預けて、隣町の家具屋まで一人で出かける。
いつもの海沿いの道ではなく、山沿いの道を通って。
山に桜が点々と咲いていて、美しい。

家具屋で洗面所用の棚と寝室に置く子鬼用のタンス(小型)を買う。
その後、家に持って帰って寝室の模様替え。
ついでに冬物と夏物の入れ替え(多分、もうセーターは着ない)
洗面所も大掃除して洗面台を磨く。
その余波で玄関まで掃除。
棚を片づけて、作家モノのガラス瓶に庭から切ってきたスノウベルを飾る。