山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

例えば、野村サッチー?(ウソです)

少し前に、せちたろーにシステム手帳を買ってあげた。
すると、それに「オトモダチファイル」みたいなページがあって、好み(好きな食べ物好きな色好きな場所好きな言葉好きな映画等々)や自己紹介をフォーマットに沿って書き入れていくという趣向になっている。
すでにせちたろーのオトモダチが何人か書き込んでくれていた。

チョット読ませて貰って、「小学生の世界って面白い!」と感心する。
「嫌いな場所=墓場」とか「嫌いなタイプ=ふけつ」「好きな店=中村や」(小学校前の田舎のコンビニ)とか書いてあって、読んで爆笑。
しかも全員が「好きな人=います!」と書いているのが当世風?
で、「お父さんとお母さんも書いて」と言われて、改めて、「自分の好みというモノ」に真っ向から対峙して、大笑いするワシら夫婦であった。
普段はなかなか、自分の好みというモノにこんなに向き合わないので、自分の好みの再検証と言う点で単純に笑えた。

ダンナ。
「好きな言葉=なんとかなるだろう」
「特技=ふとんトンの術」(解説=ダンナは布団のシワと一体化して、一見誰もいないかのように見える状態で寝込む技?を持っている)
「好きなタイプの異性=けなげなひと」
この「けなげなひと」というのに、すかさずチェックが入る。
「けなげな人の定義は!?」
「う?ん。真面目に一生懸命、生きている人」
「寒い夜に着ては貰えぬセーターを寒さ堪えて編んでいるオンナ?」
「あはは。違う違う」
「じゃあ、道ばたに咲く、小さな雑草の花のような(ってどんな?)人?」
「そうそう」
「昔の吉永小百合が演じていた『下町の太陽』みたいな?」
「う?ん」
「あ。ワカッタ。ワシみたいな?」
「そうそう。地道に貧乏な生活でも頑張って暮らしているような」
「イヤだな。ソレ」
金持ちでワルイ女に憧れているんだけど。

珍しく、玄関のチャイムが鳴る。
我が家の玄関は、チャイムのスグ前にボイスが陣取っているので、普通のヒトはチャイムが鳴らせられなくって、下から「サイトーさぁ??ん」と叫ぶ習わしなのだ。
「珍しい」と思いつつ、玄関に出ると宅配便のオジサン。
サインして荷物を受け取っていると、「この犬はナニしても怒りませんなぁ?」と言いつつ、ボイスのマズルをバシバシ平手で叩く。
「はぁ?」と言いつつ見ていると、10回くらい叩いて帰っていった。

普通の犬だったら、とっくに噛まれているよ。オジサン・・・・