山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

ホワイト・デイ・イブであった

子鬼を連れてボイスと散歩。
この「ボイスにベビーカーをひかせる」というのもいつまで続けられるのか?
そろそろベビーカーに乗っているのが「ヘン」になりつつあるのダガ>子鬼。

小学校の近所に新しくできた運動公園まで行く。
すると、美人妻Jさんの長男ショーン君(小6せちたろーのBFハンサム)がクラスメイトと遊んでいる。
「あー、せっちゃんのオバチャーン!」と手を振ってくる。
「久しぶり。きょうはナンの授業?」と聞くと、「ロック・クライミング用の壁に卒業記念の絵をペンキで描きにきたの」と言う。
見ると青空に虹やらリンゴやらが飛んでいる絵が描かれている途中。

気が付いたが、この子は今、「ロック・クライミング」としっかり「日本語のカタカナ発音」で言った。
そう言えば、以前、一緒にプレステで遊んだときもしっかりしたカタカナ発音で「アーケード・モードでやろうよ」と言ってたっけ。
すごいぞ。ホンモノのバイリンガルだ。
英語の単語を日本語のカタカナ発音で言える。
君のお母さんだって「カタカナ発音は苦手」なのに。
今週末、彼は卒業式だ。
初めて会った頃は三年生で日本語も怪しかったのに、早いものだわ。
生まれたのはアメリカ・デトロイトで、小学校入学はオーストラリア・ゴールドコースト、卒業は日本のこの半島。こんな人生もアリ。

お昼に「グリーン・マイル」を観る。
なんか、感動して泣いてしまう。
今まで、キングの小説の映画化は「ダーク・ハーフ」がベストと思っていたけれど、コレに急遽変更。
(「スタンド・バイ・ミー」と「ショー・シャンクの空に」は厳密に言えばキングの小説の純粋な映画化とは言えない。別物)←実はワシは結構熱心なキング・ファン。

せちたろーも学校から帰ってきて、後編だけを一緒に観るが、感動してせちたろーまで一緒に泣いているし。
親子でボロボロ泣きな春の夕暮れ。

せちたろー、作文が入選して賞状を貰って帰って来た。
「ナニを書いたの?」と聞くと、
「一ヶ月以上前のことだから、忘れた!」と言う。
・・・アンタはお父さんの子だねえ(ダンナは記憶がよく途切れるタチ)

明日からの陶芸の展示会の準備に追われる。
荷造りやら、ディスプレイ用の小道具を揃える。

夕飯時にダンナ、帰宅。
「ブルー・フォンセ」のケーキとクッキーを「ホワイト・デイのお返し」と言いつつ持参している。
思わず、「何かウシログライ事でもあった?」と訊ねる。