山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

ダンナ、ダウン

ダンナ、風邪がいよいよヒドク、寝込む。
「お昼のメニューのリクエストは?」と聞くと「何でもイイ」と答える。
「何でもイイんだったら、肉ウドンにキムチ入れて出しちゃえ」と言うと、
「肉はイヤ。月見がイイ」と言う。
「ヒトに物を頼むときは『月見ウドン作ってください』くらい言いなさい!」
と言う、ワシ。
「月見ウドン、プリーズ」とダンナ。

スーパーの特売へゴー。
駐車場からクルマが溢れるくらい大盛況。
米買って、保存用非常用食料などを買いそろえる。
こーいう物が家にあると、「貧乏時に心強い」
(↑赤貧時代の教訓)
レジ終了後、子鬼「ぽてち?」とポテトチップスを欲しがるが、
「だめだめ!」と鬼母は振り払って移動。

本屋で文庫の「ガラスの城」(わたなべまさこ)購入。
昔は、このイサドラのサディスティックなまでの主人公への嫌がらせに恐怖しながら、ついついワクワクしたものさ。
赤ん坊取り違え事件から始まる、「愛と憎しみの一大叙事詩
しかし、今読むと、このイサドラのワルぶりが「作者も面白がって、楽しんで書いている」事に気がつく。
やはり、「女のピカレスク・ロマン」であった。

帰宅後、漁師のおばあちゃん登場。
本日は「青なまこ」を購入¥350也。
オマケに「しいたけ」を貰う。
(だから、行商のヒトから物をねだるのは止めなさいって)

ダンナ、昼間こんこんと眠り続ける。
昔は「目病み女に風邪ひき男」という「セクシーな物」の例えがあったらしいが。
現実は全然、セクシーじゃナイぞ。
頭はボサボサでパジャマはヨレヨレ。
無精ひげボーボーで(あ、コレはいつもか?)朝から顔も洗ってなけりゃ歯も磨いてないぞコイツ。
なんか「薄ら汚い中年男」だ。まごう事なき。
う?ん。コレがトヨエツだったら、「セクシー」なのかなー?
シマキューだったらドーだ?同じか?
風邪ひいて汚いヨレヨレおっさんになれば、みな、同じ。

夜、「ぽちたま」を観る。
「家にアヤシイ侵入者が入ってきて、ご主人を襲ったとき、ペットはどう反応する?」
という実験をやっていた。

ウチの一家の一致した意見は、「ボイスだったら相手を殺すね」であった。
「危なくて、実験もできやしない」が一致した家族の意見だった。
普段、どんなに温厚で無口でも、「ヤル時はヤル犬」というのがボイスである。
そうあって欲しいと思う馬鹿家族であった。
(現実には侵入者にも尻尾降る可能性は大)