山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

椅子の森へ

ワシはお疲れ気味。
でも、せちたろーは学校。

出がけにせちたろーが、
「今日は豆まきレクレーションだから、授業はないんだよ」と言う。
「じゃあ、学校休んじゃいなよ」←こんなハハ。
「あはは。豆まき楽しみにしてたんだから休むわけないじゃん。行って来ます?」と元気に走って出ていく我が子。

で午前中、クルマのガソリン入れ&灯油買い。
待っている間に、子鬼に向かってスタンドのお兄ちゃんが「オッハーオッハー」としきりにアプローチしてくる。
最近、子鬼は知らないヒトに対して、「照れる」ので「目線を合わせよう」ともしない。
うつむきっぱなし。

海苔巻き買って帰宅。
せちたろーは既に帰って来ていて、「腹ヘッタ?」と半死状態。
ダンナが「お前はお母さんにナニカ言うことがあるだろう?」とせちたろーに言う。
思わず「え!?アンタ『また』学校でナンカやったの!?」と言うと、せちたろー「ぶ」っとムクレて
「豆まき大会でクイズがあって、ソレに正解したから賞品を貰ったんだい!!」とワシに抗議。
「あぁ、ごめんごめん」と謝って賞品を見せて貰う。
可愛いクマさんのピンクの包装紙に包まれて、ピンクのリボンもちゃんとかけてある「スティックのり」だった。
「全校で何人くらいが賞品を貰えたの?」と聞くと「4?5人」との事。
「頑張ったね。エライね」と誉める(遅いか??)

恵方を向いて一家で「海苔巻き一本食い」をした後、N氏(世界的椅子コレクターとして有名・本業はインテリアデザイナー)の「椅子のセール」に出かける。

世界の名作椅子を、年に一回、このように頒布なさる。
ウチにある椅子はほとんどこの方から買ったもの。
市価より安く、日本では入手困難なものも手に入るチャンスである。

埠頭の倉庫街の一角。
汚い倉庫に「普通でないモノ(ヴェグナー、アアルト、ネルソン、イームズ、サリーネン、カスティリオーニ等々)」が詰まっている。
名作椅子の森。豪勢な眺め。
あれやこれや見て選び。事務所用に一脚、革張りの安楽椅子を購入。
「あぁ、コレでオレは仕事をしなくなるね」とダンナ。
ワシもそー思う。

ワシは読書用に「ウーム(子宮)・チェア」が欲しい。
(この日、45万円で緑色の布貼りオットマン付きが出ていた)
「エッグ・チェア」でもいい。「スワン・チェア」でも(しつこい?)

ウチの娘らは「この椅子が気に入った」とバカリにアレコレ座りまくり。
畏れ多い。