山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

知り合いにヨク会う日

ふー忙しい忙しい。ビンボー暇ナシ。相変わらず、目が回る忙しさ。

天気が良いのでベビーカーをボイスにひかせて散歩。
車に乗った中年女性が、わざわざワシらが歩いているトコロに寄ってきて、しみじみクルマを停めて、散歩中のワシらを見ては爆笑して去っていく。
「失敬なオバハンやな」ちと、ムッとする。

散歩を続けていると対向から美人妻Jさん愛車で登場!
「うわあ!久しぶりぃ!!」お互い手ぇ、振りまくり。
窓越しに挨拶(ボイスも立ち上がってクルマの窓に前足をかけてご挨拶)
彼女も年末から忙しくて、近所なのになかなか逢えなかったのだ。
「やっと暇になるから、遊べるわ。遊ぼう♪」と彼女。
「ワシもワシも」とワシ。
路上ではしゃぐ中年女二人組(知らないヒトが見たら多分ブキミ)
新年早々に、彼女のダンナ(サーフボードに乗った米人経済学者)がロンドンの出版社から本を出したのだ。
世界中の経済学者がその著作を買うんだろうから、きっと印税も入るはず。
いくらぐらい入るの?(興味津々)
でも、世界中に経済学者ってどれくらいいるんだろう?(下世話過ぎ)

そのまま別れて海岸まで行く。
海岸では子鬼の手を引いて、ボイスを散歩。
大きなアワビの貝殻と古伊万里の陶片を拾う(このあたりの海岸は、大昔に難破した北前船の積み荷が漂着する)

帰宅後はクルマで銀行巡り。
順番を待っていると、「ドコカで見たヒト」がいる。
「?」と見たら、向こうもコッチを見ていた。
「なーんだ」獣医さんの細君である。
「ねえ、サイトーさん。ウチからあげた猫(クルの事)凶暴じゃない?」とイキナリ聞いてくる。
「いや、全然。むしろ育ちが良いせいか、オットリしていて上品よ」と言うと、
「お宅にあげた猫の他の兄弟が、貰われた先で暴れ放題で手を焼いているらしいの」と言う。
「え?ウチの場合先代の猫(ブリ)が他の小動物に対して凄かったから、ソレと比較するせいかなあ?でも、今まで飼った猫の中でも温厚な方であることに間違いはありません」と答えるワシ。
「氏より、育ちかしらー?」と細君。
「そうそう」とワシ。
「大切に育てたし、ボイスともすげえ仲イイし」とトドメ。

ワシは自慢放題の「手に負えない飼い主」である。
別れた後で、ボイスのワクチンは毎年二月の第一週だったことを思い出す。
「あ。ついでに予約とっときゃヨカッタ」(遅い)