山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

脱走犬は何処へ?・妊婦であることの楽しさ

天気が最近イマイチで、洗濯物は乾かナイし布団は干せナイ。
でも、ダンナが忙しいから子鬼連れで散歩。
散歩中、トイ・プードルの雄と出会う。ボイス匂いを嗅いでご挨拶。
ボイスは基本的に「小さな犬が好き」体質。父性本能か?

近所のEセッター(雌)を数日前から姿を見ない。脱走したらしい。
餌も水もロクに貰えずに、北向きの資材置き場に繋ぎっぱなし(しかも雨ざらし)じゃ、逃げるよ誰だって。
子犬もいつの間にか3匹いたのが一匹に減っている。
子犬は逃げないよう狭い犬舎(コレも北向き・倉庫の日陰)に閉じこめてある。
一番可愛がられているのが古株のグレピの雄(三歳)だが、彼だって毎日餌や水が貰えているワケではナイ。
このあたりじゃ、一番残酷な犬の飼い方をしている家。
実験動物並の生活環境、コレでも「飼ってる」って言いはるか?

家に帰るとダンナが憤慨チュウ。
「ドーしたの?」と聞くと、
「オグラのヤローが林檎ちゃんの妊娠報告を知らせる新聞記事がどれもトップ扱いなのに、『彼女、こんなに影響力のある歌手に何時の間になったんですか?』って言いやがった。バカ面下げて」と言う。
「あれー?おかしいなあ。宇多田ヒカルが出てきた時に、『彼女の歌は、永年R&Bを聞いてきた熱心な音楽ファンのボクみたいな男でも十分に聴けますもん!』って力強く喋っていたから、オグラってコアな音楽ファンじゃなかったの??林檎ちゃんの影響力を知らないなんて、もしかしてキタのスパイ?」とワシが答えたら、ダンナ爆笑。

あまり、ヒトが語らないので知らないヒトも多いかと思うが、妊娠している状態って、実は「もの凄く楽しい!!」(少なくともワシ個人は)
「圧倒的に一人じゃない(期間限定だが)」って感覚が、なんとも高揚感&至福感を与えてくれるモノで、しみじみシアワセ。一日中「踊り出したい気分」だ。実は。
(「踊る妊婦!」と言いながら、実は踊っていたガ)
妊娠中の「つわり」とか「倦怠感」等のネガティブ面はよく語られるが、結構「妊娠中は精神的にポジティブ」なカンジで楽しいのだ、単純に。
「身は一つなのに、この腹の中にいる我が子という名の他者」というカンジがなんだかグーであった(ワシは変な事言ってる?)
林檎ちゃんにもこの期間限定の楽しさを十分に味わって貰いたい。
やってる最中は「長いカンジ」がするけど、実際後になって振り返ると、「妊娠期間は実に短い」のだから。