山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

語られざる、ボイスの過去が・・・・

タコ2号さまんちの事件で思い出した。
「ボイスの過去」話。

アレはボイス二ヶ月の頃。時に1997年12月。
丸々と太ってて、その体型から「黒い砲弾」と呼ばれていたプリップリ♪の「パピーちゃん時代」の出来事。

美人妻Jさんが、冬休みにアメリカのダンナの実家に帰るので飼い犬のGRの「キューちゃん」を預かって貰えないだろうか?とウチに連れてきた。
さすが、GR。生後半年でもデカイ。
顔だけで、ボイちゃんの全身とほぼ同じ大きさ。
「会わせてみて、仲良く出来そうだったら、預かっていいよ」と返事したワシ。
早速、中庭でボイちゃんとキューちゃん、ご・た・い・め・ん?。

事件は起きた・・・

鼻面を付き合わせて、クンクンとお互いを嗅ぎ廻る両者。
ボイスも別に怖がる様子もなく、黙っているので「大丈夫かな?」と、思った瞬間!!
ボイス、黙ったままキューちゃんの喉笛にイキナリ食らいつく。
キューちゃん、いきなり体重が1/4の年下の「赤ん坊犬」に食いつかれパニックに。
「ヒャイィ?ンヒャイィ?ン」と悲鳴を上げて逃げようとするが、このバブバブ犬(ボイス)全身で喉笛にぶら下がっていて、キューちゃんがふりほどいて逃げようとしても、絶対に離さない!
ブンブンと全身を振り、喉にぶら下がったボイスを離そうともがくキューちゃん。
でも、ボイスの顎の力は強く、全然離れない。キューちゃん、いよいよパニックに。
ボイスは顎以外の全身を脱力させて、ブラブラと振り回されるがママになっている。
振り回されるボイちゃんVS悲鳴を上げてパニクるキューちゃん。
地獄絵図in中庭。

ボイスはがっしり噛みつき、全く離す様子もナイ。
ワシ、ボイスの口に手を入れて、顎を両手でこじ開けようとする。しかし、ものすごい力で閉じられていてナカナカ開かない。
「イケナイ!!」と叫びながら、ようやく口を割らせる。
キューちゃん、恐怖のあまり、失禁。スマン。
「預かるの無理みたい・・・ゴメンね」とJさんに平謝り。
そして、シミジミボイスを見て「コイツの躾は真剣にしないと、人命に関わる」と思った。

でも、飼い始めの早い段階でこの事件が起きたのはある意味、ヨカッタ。
四国犬の血の入った犬を飼う」というのがどういうコトなのかよく判ったので。
肝に銘じて厳しい訓練をすることが出来たので、結果的にはとてもヨカッタ。
でも、未だにキューちゃんには「悪いことをした」と思っている。すまん。