山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

巨大イカがうち寄せる浜辺

パン屋さんで「カキパーティ」
(こんな風に書くとナニガナニヤラだわね)

ワシのオトモダチで、ワシの家から歩いて20分のトコロで「完全天然酵母+国内無農薬小麦」でパンを焼いている女性がいる(ボイちゃんもここのパン屋さん経由で貰われてきた)
ここで行われる、バーベキューパーティにワシら家族は年に2?3回招待される。
冬のメニューは「牡蠣」でキマリ。
招待客は彼女と彼女の夫の古い友人たちが中心。
ワシら家族は新参者だが、いつも親切にしていただいている。

ソコで聞いた「面白い話」
この季節、朝、霜が降りて寒く、昼に天気が良くてポカポカと暖かくのどかな日は、近くの海岸に「イカ拾いに行くのが習慣」と言うのだ。
イカ拾いって、ナニ??」思わず訊ねるワシ。
その海岸は彼女のパン工房から歩いて20分くらいの海水浴場なのだが(ボイちゃんはココの生まれ)、波がほとんどなくて水も清く、金色をした砂の粒子がとても細かくて、美しい海岸である。
そこの海岸に、この季節、「イカがうち寄せる」と言うのだ。それも「大イカ」が!!

「先週は15kgのイカを女の子が拾って大騒ぎになった」と、彼女の夫。
「15kgのイカってどれくらい?」と聞くと、
「コレくらい」と両腕を膝から頭頂部まで指し渡す。
「ソレがどうやって、海岸にうち寄せるの?」と聞くと、
「沖からえんぺら(イカのミミヒレ?)をヒラヒラはためかせて、海岸近くに自分で泳いで近づいてくるので、ソコを捕まえる」との答え。
「何故か、トレトレよりも切って冷凍庫に一週間ほど寝かせておいてから食べた方が甘くて美味しいのよ」と彼女。
「すげえ!!」思わず、ワシ、コーフン。

沖合にいるときからえんぺらがキラキラ光っているから、「見ればスグ判る」のだそうだ。

で、冷凍庫に寝かせてあった「巨大イカの刺身」をいただく。美味い!!
このアタリでは「昔からのの習慣」なので、「子供と年寄りが海岸をウロウロ歩き回ってはイカを探している」らしい。
で、海岸を歩いていてそのままポックリいっちゃったりするモンだから「イカ拾いするヤツは早死にする」とも陰口を叩かれたりするらしい(おいおい)

この巨大イカももとは「沖縄近辺の深海に生息するイカ」らしい。
ナンでこの半島のこの海岸にはるばるやって来るかは謎。
ただ、住人が捕まえては美味しく戴いているのみである。

ボイスの散歩も次からはこの海岸まで足を延ばす?