山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

山口へ旅立つ・・・・が!ボイスは放牧チュウ?

山口に平等院展を見に行く。
ボイスは留守番。(でも、コレが後々大問題に発展)←チョットした予告。

高速で山口まで。
遠い距離を移動するワリには大して風景も楽しくない(山の中でトンネル多し)し、
時間と高速料金がかさむので、滅多に訪れない、山口県
(「コレだけの時間と金をかけたら、久住にでも出かけた方がマシ?」という気分になる)
前回は「古代アッシリア展」を見に来たのだが、ソレも3?4年前のこと。
久々の山口県立美術館。

結果、平等院展は、内容的にイマイチ。うぅ??ん残念。
彫刻も平安時代の安定した平和な空気を繁栄してか?の、「なよやかな雰囲気」のモノで、
ワシ的に「食い足りない気分」が濃厚。
以前観た、「興福寺展」(福岡市博物館)に比べると格段の差を感じる。
やはり、室町、鎌倉と乱世の時代のほうが、人心が仏に求めるモノも切実なセイか、
彫刻も迫力があって、その表現も世界最高峰に到達するのだが・・・いやはや。

しかし、この平等院の、雲に乗って音曲を奏でながら降りてくる「お迎え」の一団(木彫りの仏像)は
さすがに迫力がある。
国宝の阿弥陀如来の背後で踊る仏像軍団(みうらじゅん的に言えば「バックバンド」?)
はそれぞれがキュートで天使のようだ。

さて、観覧後、なんやかんやの「即席観光」で教会見学へ行ったら、
教会前で「マリア様ファン」のオバサンに布教活動を受けたり、
フランシスコ・ザビエルの右手の指の骨の一部を見学したりして(教会に奉られていた)帰宅。

ウチが良く言う冗談で、ボイスを連れて出かけたクセに家に帰って玄関前を見て、
「あ。ボイスがイナイ!タイヘン!!」というのがあるのだが、今回はコレがついに現実に!

帰宅したら、いつもは玄関前で「うひゃらひりゃひゃら」と裏声で歌って大騒ぎするボイスがイナイ!
冷たい汗が出る。

ワイアーロープをたどって行くと、胴輪ごと「縄抜け」していた・・・・
(そうだ、ボイスの父犬は「縄抜け名人」だった←そのせいでボイスも生まれたのだった)

ボイスは一体ドコに・・・?
とキョロキョロしていると、ボイスがハアハア息を切らせながら走って帰宅。
どうやら、車の音を聞きつけて、車の後ろを付いて走って帰ってきたらしい・・・

帰って留守電を聞くと近所から二件、
「ボイスが離れています。繋いでください」の伝言が・・・ひぃ???!!

ご近所の皆さん、ごめんなさい・・・