山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

治山工事・自費出版が大流行チュウ

ボイスの散歩のついでに、家の前の山道を登ってみる。
(自宅前の山道は、ウチまでがクルマが登ってこれる道だが、ウチから先はヒトがやっと上れる細い道になっている)

以前はよく登って海を見に行ったり(自宅と正反対側の北側の海岸線が望める)、クリスマスのリース用の花材を採りに行ったりしていたが、イノシシ被害が拡大するにつれて、とても昼間でも山に入っていけなくなってしまったので、ココ2?3年は登っていなかった。

登ってみると、やはり「荒れ放題」
ここ(自宅から先の山道沿い)には果樹園と畑があるのだが、もう、草ぼーぼー。
以前は近くのお年寄りが自家菜園用に畑を手入れされていたが、
もう、イノシシが荒らすので畑もほったらかし。
山道も、草が生い茂ってドコが道やら畑やら。
かと思うと、道のど真ん中にイノシシが掘った大穴が空いてたりして危険極まりない。

山道は他のぐるりと回り込んでくる「クルマが通れる広めの道」と合流しているのだが、
コッチもイノシシの穴だらけ。
農家のヒトも嫌がってすっかり山の手入れをしなくなるワケだ。

砂防ダムに上がってみる。
いま、ココは治山工事中。巨大なクレーンやブルトーザー、散水車まで来て以前
梅林だったところを切り開いて山の中にまたもう一つの砂防ダムを造っている。
自宅からは音は聞こえるモノの工事の様子が山影で見えないので、見学に来た。
大量の木が切り倒されていた。
「暖炉用に貰えないかしら?」そろそろ薪の心配を始めるワシ。

陶芸教室。
本日は湯呑みとネームプレートを作る。
教室最年少のオーヒラ君が「ボク今度本を出すんです」と言う。
ビックリして、「え?自費出版かナニカ?」と聞き返すと、「そう」と言う。
「内容はナニ?」と訊くと「テツガク」と、オーヒラ君。
「こりゃまた、ビックリだー」
2月から6月にかけて原稿を書き、自費出版で300部出すそうだ。

「じゃ、書店に営業にも行くの?」←オバサンはすぐ金のことを心配する。

すると。教室のMというオッサンが
「実はボクもこの春に自費出版で800部本、出したんだよねえ」
ゲゲッ、「自費出版流行り」?
「内容はナンですか?」と訊いたら、「四国八十八カ所を1200キロ踏破した記録」
「ぼくはねえ、初めてあの『ご接待』と言うモノを受けて感動したんだよ」

うぅ?ん。「アナタも体験できるドロンズ巡礼体験」
ロマンチックオジサンは気味が悪いな。
ワシ的にはパス!!