山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

きゃありちゃんOB展に来る予定・「単独飛行」

お昼に、「きゃありちゃん」(元・ミスバイク、現・日本画家夫人、
故ポッちゃんの飼い主)からお電話。

「今週末に作品の搬出のため、福岡に参ります」ハイハイ。
彼女のダンナ(も、ワシの高校の同級生)が芸大のOB展に出展してて、
そのOB展を市美術館でやっているので、作品の搬出には家族全員で来るとのコト。

聞いたら、他にも同じ高校の出身者のヒトが何人かいて、
「芸大のOB展と言うより、高校のOB展カモ」な気もする。

解説=ウチの高校は県立の美術科で、「芸大受験の予備校」みたいな学校。
芸大進学率全国二位!←でも、完全な作家活動をしているヒトは少ない
(きゃありちゃんのダンナは数少ない作家活動専念組の一人)し、
「貧乏」と常に抱き合わせだわね・・・

「じゃあ、OB展も観に行くわ!」と約束。
その後、彼女が定期検診でひっかかって細密検査に回され、
胃カメラを飲んだハナシを聞く。
「もう、子供がまだ小さいのに、ガンだったら困るー!」と、彼女。
そーなんだよ。
もう、そろそろそーいう心配もしなくちゃイケナイお年頃なのだよ。ワシらは。

で、ワシのポリープ手術のハナシなぞしながら(今年、春に3回目の切除をしたので)
「でも、こんなに食欲があって肌もツヤツヤで、身体もパンパンな病人はいないよねー」
と爆笑。

ゴンはポッちゃん亡き後、別犬格になっちゃったらしく、以前は雌犬を見ても
怖がって近寄りも出来なかったのに、今や「隙さえあれば乗っかろうとしている」(爆)
やはり、睨みを利かせるボスがいなくなって「我が世の春」を謳歌してる?
ゴン、10歳にして「目覚める」!?

ハヤカワ文庫「単独飛行」ロアルド・ダールを買う。
このヒトはもともと英の児童文学者として有名だが、007のシナリオも書いてた。
ワシ的007ベスト映画「二度死ぬ」の脚本もこのヒト。

晩年は児童書「マチルダは小さな大天才」という名作を残し、
「お化け桃の大冒険」「チョコレート工場の秘密」などは映画化もされた。

シュールにしてポップ、ナンセンスにしてシリアス、勇気と真実に満ちあふれた物語
を書かせたら天下一。

この、「単独飛行」は青年時代、空軍の飛行機乗りだった頃の実話。
面白くて、文章が綺麗で、読み進むのがモッタイナイ気分。

某裏サイトでMさんも「パール兄弟」に詳しいことを知る。
ワシは「トロン岬」がベスト。
「チバ・シティ眠れない♪」ちょっと口ずさんでみた。