山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

バットちゃんと闘犬

ダンナが突然、
「ミカボ、君に大切なお知らせがある!」と二階から声をかけてきた。
「え?ナニ??」と下から上を見上げると、ニヤニヤ笑いを浮かべて、
「聞いて!ウチの家族に新しいメンバーが加わったの!」と言う。

「え!?家の中にナンカいるの!?」ミョーにあわてふためくワシ。←ボイスを飼い始めるより以前、ヘビが玄関から入って来たことがあったし、ムカデもしょっちゅう入って来る家なので・・・・
「ふっふっふ・・・仲良くしてあげてね♪」←ダンナ、もの凄く嬉しそう「えぇ!?ナニナニ!ナンカ家の中にいるのねぇ!!」←怖いモノが家に侵入してきたコトを確信中
「うふ。ちいちゃいけど、空も飛べる、『バットちゃん』でーす!!」

・・・・小さいコウモリがパタパタと二階の天井の一番高いトコロを飛んでいた・・

「夕方、玄関のドアを開けっ放しにしてたのは誰だ!?」
「ひぃーーーー!!」
・・・怒られるワシである。

この「バットちゃん」はその後、二階の暖炉の煙突の周りの、天井が一番高くなっているトコロに留まったり(家中で天井が一番高いのがココ・4mくらい?)してご休憩なさり、しかるのちに、寝室へとパタパタと遠征なさって、無事玄関から退出して行かれました。

せちたろーは「あぁ??飼いたかったのにぃ!」と残念そうだった。
「イヤだ!エサはどーすんのよ!?」とワシが言うと、ダンナは
「家の中に放し飼いでも家中の虫を捕ってくれるから、多分大丈夫よ」などと言う。
あぁ??、飼ったところでとてもコウモリにトイレのしつけが出来るとは思えないぞ。
そんなのイヤだ。←って、子鬼のオムツ。まだ取れてないクセに?

夕方、せちたろーのピアノの帰りに本屋さんに寄り道。

色々欲しい本があって、月末だというのに買い込んでしまう。
愛犬チャンプの今月号。「犬がいて、私がいて」の記事が素晴らしい!
立ち読みしテテ思わず涙が出てくる。土佐闘犬のルポだったが、最近、
犬を飼いだして、その闘犬の精神構造がなんとなく理解出来るようになったのだ。

以前は「野蛮な!残酷な!!」と思っていたけれど、最近は「犬とヒトの愛の形の一種」と思える。
犬は主人のために死力を尽くす。
主人は名誉と栄光のために戦う犬を見守る。
ボイスを闘犬に出すとか、そんなことは出来ないが、闘犬に関わる人たちの「思い」みたいなモノは、なんとなく理解できるようになってきたのだ。

必読!!