山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

通院二日目

早朝、ラジオ体操終了と同時に近所のカナちゃん(小2)がボイスのお見舞に来てくれる。

カナちゃんは家に犬がいるのに「大の犬嫌い」
ここんちの犬はよく吠える犬で、「怖くて触れない」のだそう。
しかし、ボイスのオカゲで犬嫌いを克服。
「ボイスなら触れるよ。優しいし可愛いモン」(カナちゃん談)

6時45分位に玄関先に来て、
「ボイちゃん、大丈夫?あ、ひどく腫れてる!可哀相」と心配してくれている。
思わず、ワシ、出ていって、
「ねえ、カナちゃん。もし、カナちゃんちのマーシー(カナちゃん宅の飼い犬)がマムシに噛まれたら、こうやって心配してあげる?」と聞いてみたら、
「いや。心配なんかせん!」とカナちゃん、即答。(たはは・・)
「カナちゃんちのわんこでしょう?心配してあげなよ!」と言ったら、
「アレはお父さんが勝手に買ってきた犬でやたら吠えて、私にもなついてないし、
お母さんにもなついてないんだよ!やだ!!あんな犬!!」ですと。とほほ。

朝、ボイスにクスリ。
錠剤一錠にカプセル二錠。
「このままでも飲み込めるかな?」と差し出したら、ペロリと飲み込む。

午前中に娘二人連れて、愛車プリアちゃんで獣医さんへGO。
ボイスは助手席。ちゃんとシートベルトして乗る。
いつもは「不動のお座り姿勢」で助手席に乗っているが、今日はさすがにうずくまって乗っている。

獣医さんに着いたら、駐車場が満車。仕方ないので路上駐車。
ボイス、隙を見ては待合室の自動ドアから逃げ出そうと様子を伺っているが、そうはいかない。
そのうちに脱走を諦めて、色んな患畜さんに愛嬌を振りまいては、威嚇されるボイス・・・・(いつものことだが)

診察待ちの間に、駐車場が空いたのでせちたろーに
「ちょっとボイスのリードちゃんと持っててね」と言い置いてクルマを移動させる。
移動させて戻ってきたら、もう注射は終わっていた。
(ワシはナニしに来たんだっけ?運転手?)

ドクター夫人に
「この犬は四国とハスキーの一番良いところを半分ずつ貰っているね!」
とシミジミ言われる。
「四国だけじゃ、この性格にはならないもの!こんなに優しいのはきっとハスキーの血のオカゲね」ですと。

この病院でも「血まみれの四国犬列伝」をよく聞かされるが、
最近はよっちゃんちのやまと君を知っているせいか、

「そうでもないよ、四国犬にも優しい子はいるよ」と反論したくなる。
(面と向かってしないけど)