山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

子鬼、パニック!(子鬼の弱点)

せちたろーと子鬼を連れて、友人宅へ。

友人宅には子供が(ウチの子も入れると)9人も遊びに来ている。
学童保育所」状態。
せちたろーの小学校の学童より、子供の数が多いカモ・・・

子供達は勝手におおはしゃぎで遊び、
大人二人(ワシと友人)はお茶を飲みながらおしゃべり。

彼女んちでは、庭で灰色のウサギを三匹兄弟で飼っていて、スゴク可愛い。

子鬼に「庭のウサギを見てきたら?」と言ったら、
子鬼、レースのカーテンの隙間からチラと庭を覗いた・・・・・と思ったら、
ダッシュで駆け戻ってきて、「えぇ??ん!!」と泣き出した。

一瞬、何が起きたのか判らなくて、
「何?一体どーしたのよ!?」と子鬼を抱きしめて訊ねてみる。
がしかし(なんせ子鬼はしゃべれないので)わからナイ。

子鬼、必死でゼスチャーをしながら、
「庭にナニカいるのが、イヤ」と訴える。
「庭には可愛いウサギちゃんがいるだけでしょ?」と言うと、
怒ったような顔して首を横に振る。

「一体、何がそんなにイヤなの?」と子鬼を抱っこしたまま庭を覗いて、
やっと判った!

友人の家の庭には花壇があって、そこに沢山の素焼きにペイントされたお人形が
置いてあるのだ。
ソレがそろいも揃って、「洋服を着て直立したウサギさんの人形」たち。
(全部で5?6体、花の影に見え隠れしながら置いてある)
いわゆる、「ピーターラビット」タイプのお人形で、
大きさも実物のウサギとほぼ同じ。
これが子鬼には、「ホンモノのウサギ」に見えたらしい。

ホンモノのウサギは見たこともあるワケだから、突然、
今日に限ってウサギを見て泣くのは不自然だと思ったら、こーゆーワケだった。

子鬼は「ドレスを着てコッチに向かって歩いてくるウサギがいる!!」
と本気で思ったようだ。

それも、一羽だけだと思ったら、木や花の影にゾロゾロ色んなファッションの
ウサギがいて、みんなコッチに向かって今まさに、歩いてこようとしてるんだもん。
(リビングのベランダから見るとそーいう風に見えるよう置いてある)

子鬼、珍しく、パニック。ワシと友人は大笑い。

「キミにも恐いモノがあったんだね!」
寅年生まれ、獅子座の「野生の女」にも弱点があったのだ!(爆)

子鬼に「アレはお人形だから、大丈夫よ」と教えると、納得したらしく、
庭に降りていってホンモノのウサギちゃんズを触って遊んでいた