今日聞いた、ある神社でお祭りに参加してる子供の母親の話。
お祭りの準備で子供達は一ヶ月くらい前から、様々な神事に関わるところから
そのお祭りは始まる。
そこで、ビデオで記録を撮って残そうということになり、神事の一切を
ビデオカメラで撮影することになった。
そこで、宮司さんから子供たちと親に対して注意があった。
「子供達はくれぐれもカメラの前でVサインを出さないように。」
ココまでの話を聞いて、ワシは冗談でこの話をしている彼女に笑いながらこう言った。
「カメラ前でのVサインは、国を滅ぼすってか？」
彼女は引きつった笑いを浮かべて、話を続ける。
宮司さん曰く、
「あのVサインっちゅーモンは、アメリカがパールハーバーで勝った時に
出したのがはじまりですもんな。そげな（そのような）始まりということも
知らん（知らない）で、子供達がVサイン出すのは、いかんです。
決してさせんで（やらせないで）下さい」・・・・・
彼女は面と向かって言われた時は、
「カメラ前でのVサインは『お行儀が悪いから、ダメ』って事なんだろうな」
くらいにしか思わなかったが、帰宅した後ジワジワと
「宮司さんの話の力点」が、「お行儀の悪さ」のあるのではなく、
「起源も知らずにアメリカの真似をする日本人に対する不快感」にあるような気が
してきて、「コレはマズくないカ？」と思い、ワシに話す気になったとの事。
この話はかなり、マズイ。
その理由1）Vサインの起源は、第二次世界大戦で連合軍が勝利を納めたときに、
時のイギリスの首相、ウィンストン・チャーチルが観衆に向かって出したのが、
起源（確か）。
その理由2）パールハーバーでは、日本軍は勝った。
（大負けしたのは、ミッドウェー以降）
という事は、「この宮司さんの歴史認識は相当にアヤシイ」ついでに、
「多分、憲法で保証されている、『信仰の自由』なんて聞いたことも無いのかも」
である。
ワシは思わず、彼女に言った。
「私、そんな『変な大人』に我が子を近づけたくない。影響を受けたら困るし、
大人がそんなヒトばっかりだと思うようになると困るわ」
彼女は「地域のお祭りだし、参加しないわけにいかないから・・・・」
とぼやいていた。
ワシが思うに、「無知蒙昧なのも、犯罪のウチ」
戦後の平和教育はナンだったの？
その礎となって死んでいった沢山の戦死者達は『犬死にだった』って事か？やっぱ。
ワシ、思わず怒る。
