山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

ライフイズビューティフル、その後

朝から小学生の父兄の義務、「旗振り」。

バス通りを横切る横断歩道に「交通安全」の黄色い旗を持って立ち、
小学生らを無事に道を渡らせるのが目的。
待てど暮らせど、小学生ズが現れナイ。
見たら、みんなして田んぼや川をのぞき込んだりしながら、あっちフラフラ、
こっちヨロヨロして歩いてきている。

しかも、先頭きって「朝から道草」をやってるのが我が娘であった。

午後は陶芸。大作がついに完成。
備前の大ガメ・・・・のつもり。
世間的には中ガメくらいの大きさだが、ワシ的には大ガメ。
これ以上大きいモノは、ワシのテクニックでは無理だ。
底の直径が30センチ、高さ36センチくらい。
ナニも釉薬は掛けずに、焼き締めにする予定。
もう一つの信楽のフルーツコンポートも、成形がオワリ。
素焼き後、呉須(コバルト)で絵を描く予定。

夜、☆になったポッちゃんの飼い主よりTEL。

ポッちゃんの詳しい最後の様子や、その後の暮らしぶりの話を聞く。
彼女、来週火曜日ボン・ジョビを観に福岡ドームへ来るとのこと。
会いたいが、火曜日の夕方はピアノだ。残念。
夏休みに会おうと約束。

深夜、ダンナ「ライフイズビューティフル」を観る。
「思わず、口直しにもう一本ビデオを観てしまった」
と言いながら、布団に入ってきた。

「ナンがイカンって、全然笑えないのがイカン」と言う。
「アレは笑う映画じゃないんじゃない?よーわからんケド」とワシ。
「作り話のための作り話は無理がある。アレでは人生辛いことは
現実を見ないでイイってことになるから、俺はスカン」
「でも、みんなあの映画が大好きなんだよ。感動した、みんなに観て貰いたい、
子役が可愛い、こんな人生を過ごしたいって」
「あんな死んだような目をした子供が可愛いのか!?」
「あ、ワシもそー思ったよ、とーちゃん。怖いよ。
ブリタイ(映画「ブリキの太鼓」の事)だよ、あの子役。ほとんど、ホラー」
「他の役者も死んだような演技だったな」
「監督の権限が強すぎて、全てがコントロールされてると、そーなるのカモネ」
アカデミー賞取ったからって、みんなソレに踊らされすぎ、自分の評価を、目を信じなくちゃあ」
「ホント、ホント」
「でも、日本中でこの映画はクソだって言ってるの俺らだけかも・・・」
CinemaScapeにはワシより厳しいこと言ってるヒトが一人だけイタよ」

本日の結論:この映画を批判しているのは、日本中で三人だけカモ・・・