山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

今年初海水浴・父犬の飼い主Mさん

午前中から暑い。
しかし、薄曇りなので日差しはナイ。
こーゆー日には海へ行くに限る。

一家4人+ボイスで、クルマで出かける。
(ボイスとだけ一緒なら、散歩がてら歩いていくが)

ボイスはクルマに乗れるだけで大喜び。(安上がりなオトコ・・)
家からクルマで5分で到着。
中学校の体育館裏に車を止めてると中年女性がニコニコしながら近づいてくる。
「泳ぎにきたの?」話しかけられて、ビックリ。ボイスの父犬の飼い主Mさん。

「ま、お久しぶりです」とご挨拶。
「もう、どっかで見た犬だなあ、と思ったら、ボイスかあ!」この、Mさん、
ワシに元々ボイスを飼うようにお薦め下さった方である。

優勝経験もある、当時種付け料一回10万円(今は30万円だって)の四国犬(オス)
の飼い主、Mさん。
近所のロリータハスキーに最初の「ヒート」が訪れたから、予防策に。
と、自分ちの四国犬に首輪2本に胴輪も1本付けて庭の立木にくくりつけ、
「さあ、これで縄抜けも出来まい」と思ったのに、
「縄抜けが特技」のこの四国犬。ちゃっかり、抜け出て
「一夜の過ち」を近所のロリータハスキーとやってしまい、
こさえてしまったのは「不義の子」(つまり、ボイスちゃん)。

その行く末に心を砕き、こうして成犬になった今でもボイスを
「まるで孫を見るような目」で可愛がってくださる。

「いやん、ボイスもう、ライ(父犬の名)にソックリ!!生き写し!」と感激。
体中を眺め回しては、「眉毛も、体つきも耳裏の色も瓜二つ!可愛い!!」
(あんなもの凄いキャラクターの四国犬でも飼い主はやっぱり可愛いのだ)

ボイスがそばの電信柱にオシッコをすれば、「オシッコの匂いまで似てる!!」
(・・・いるよ、犬バカがここにも)

初めて知ったが、ライ(ボイスの父犬)はもともと京都の犬舎で繁殖された犬とのこと。
「飛行機で福岡に来たのよ!」とMさん。
10頭、同腹の兄弟がおり、日本中の愛好家に頒布された。
そのブリーダーの方は10頭を、自分の目で成長を確認するため、日本中を廻った。
その結果、「ウチのライが一番イイ犬になってたって!!」と、Mさん。(たはは)
そーだよね。ブリーダーだったら、生まれた犬がその後どんな姿になってるか、知りたいはず。

海では4人+一匹で大はしゃぎ。
家族連れがいるサーファーがいるホモカップルがいる。
犬がいる赤ん坊がいる(コレはウチ)
綺麗な砂浜に美しい海。
美しい夏の午前中。