山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

ボイスがクルに道を譲る

ボイスにベビーカーを牽かせて散歩から帰ってくると、暑くて。

急いで着ていた服を洗濯機に入れてシャワーの用意。
フト、気がつくと玄関のドア全開。
玄関内にボイス進入。
寝そべって鼻息で玄関のタイルを曇らせながらこっちを見ている。
これは彼の、「間接的に甘えて(母ちゃん好き)いる表現」

「ま、いいか」(←自堕落の原因)と、全裸(ですって、奥様!大変ですわ。
削除の対象になるようなエロい日記に変貌する前兆カモ!!)になり、フンフン♪
とシャワーに入ろうとしていたら・・・
カシカシカシカシと、二階から足音。
「ん?」と廊下越しに覗いたら、クルちゃんが階段を下りてきた!

クルちゃん、やっと階段の上り下りが上手に出来るようになりましたの。
(最初はゴロゴロと転がり落ちていましたが)
まあ、なんて事でしょう!クルちゃん自分からボイスに「大接近」!!

寝そべるボイスも「ん?」と頭を持ち上げて、階段降りてきたクルちゃんと正面から
鉢合わせ!

「あ、クルがボイスに食べられる!!」
思わずそう叫んだ午前11時の「全裸の人妻」(ワシだ!)
ダンナその時丁度、トイレに入っておりまして、
『え!?ナニナニ、どーした?』と言いますのん。
「ほら!クルがボイスにガン飛ばして正面から近づいていってる!助けて」
『やだ、俺ウンコしてんだんもん、すぐには出られない。あんた助けてやりなさい』
「だめ??今、全裸だもん!玄関ドア開いてるし」
(ウチの前で山道が行き止まりでも、畑や山へ入って行く人や配達の人から丸見え)

しばし、(全裸のまま)観察。
ボイス、クルが思いがけなく大接近してきたので、
嬉しくなって鼻をキュッキュッキュ??と鳴らしご挨拶。
クル、ボイスの存在に気がついて、
背中の毛を逆立たせて「キッシャーッ!!」と威嚇。
ボイス、すごすごと玄関を明けわたしてクルに道を譲る。
クル、悠然とボイスを尻目に玄関の外へ出る。オイコラ待て

「身の程知らずの世間知らずで恐いモノ知らず」の子猫の所業。
他の犬だったら殺されるって、とっくに・・・
でも、自分の体重の24分の1の子猫に道を譲るボイスって、
優しすぎてちょっとバカ?

クルちゃん、トイレから出てきたダンナにより、ボイスに食べられる前に(って喰わねえよ!)無事(ホント、「ボイスがクルに」いじめられなくってヨカッタ)救助。

今日の結論:この力関係が逆転する日は、永遠に来ない(多分)