山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

田舎生活の愉しみ

春休み最終日。お天気はイマイチだが、かねてからの約束なので娘二人とボイスを連れて海へお散歩。
今日は、中学校のテニスコート前の「チューボーの踏み分け道」(勝手にワシがそう名付けた)を通って海へ。

ウィークデイなので、サーファーもいない。左右2キロ、砂浜に見渡す限り人影無し!
「さあさあ、砂遊び開始??。」持参の砂遊びセットをひろげて、ボイスのリードをはずし、曇天の空の下、砂遊び大会開始。
ボイスも早速マネして穴掘りに精を出す。(ハリセンボンを2匹発見)
沖を行き来するタンカーや漁船。遠くに見える島影、背後に広がる松原。
ゲハゲハ転がって笑いながら、じゃれ合う二人の娘と犬。私が望んだ幸せの形が今、こうして目の前にある。
「ワシってば、シアワセ者。」腹黒い女なのに。

しばらく遊んで帰宅。帰る道すがら、「チューボーの踏み分け道」で下の娘に「どうだった?楽しかった?」と訊いたら、「ウン、オイシアッタ!(美味しかった)」と答えた。
一歳児の力強い肯定のお言葉である。(ほら、ボキャブラリーがなんせ。)

下の娘「お岩さん状態」は脱出したが、瞼がブルーからヴァイオレットへの見事なグラデーションになっている。(ホント、孔雀みたい)
会う人毎に説明してるので、だんだん面倒くさくなってきて、ホント、「イライラしててついグーパンチでやっちゃった。」と言いそうになる。困る。
上の娘はぶつけたときのあまりの音の大きさに「目玉がつぶれたと思った。」そうである。

ボイス、何故か海では泳がない。(波打ち際で波を蹴散らして走り回るだけ)
池や川では泳ぐのに。
波が怖いのか?
ボイスの父犬は海岸近くの家で飼われてるせいか、勝手に縄抜けして「朝からヒト泳ぎ」をたしなむ犬なのだが。

ゴールデンを2頭飼ってる友人は、「海に連れて行くと沖合にまで2頭とも泳いでいってしまってなかなか帰ってこないので大変。」と言ってたな。
別のゴールデン飼ってる友人は、「カヌーで沖に釣りに出かけると(海岸近くに住んでるので、自宅ガレージからズルズルとカヌーを引っぱり出して夕飯用にキス釣りに行く。)泳いで連いてくる。」と言ってた。

今日の結論。「犬も田舎で飼うと色んな愉しみ方があるもんだ。」